沖縄空手無想会(東広島)

新垣清最高師範によって再興された沖縄武道空手を広島で追及していく様子です。

酒のちゃんぽんと師範の小言は後から効いてくる

これは元ネタがありまして、博多華丸・大吉の漫才中に出てくる「酒のちゃんぽんと親の小言は後から効いてくる」というネタです。

他にも「結婚式の挨拶と女の子のミニスカートは短いほど良い!」というのも好きです。あっこれは蛇足です…。

何の事かというと、無想会で初期に習った事というのは理解が進むにつれて、その重要性がはっきりとしてきます。

無想会で長年修行している人でも、初期に習ったことはチンプンカンプンでしたし、その上練習方法として教えてもらったことなどは、何を目的としてやっているのか殆ど理解出来なかったと思います。

でも、取り敢えずやれって言われたから、何となく自分の理解出来る範囲での解釈で納得させながら(半分ごまかしながら)やっているという状況が何年も続いていました。

で、意味が分からないから、苦手な練習法はやらなくなったり、間違った形で繰り返すという目も当てられない状況になったこともありました。

(正直なことを言うと、無想会の練習法は新垣師範にしか当てはまらないのではないかと、自分の才能の無さを棚に上げて、疑ったこともありました)

しかし、不思議なもので、何年もやってると、才能の無い私でも多少なりとも理解が進み、ああっ!あの練習はこういう意味があったのか、とか、この練習法は確かに合理的だ!と感じることが多くなります。

それはまるで絵面が全く想像すら出来なかったパズルのピースが突如次々とハマっていくような感覚です。

最近でいうと、突きで使う身体の筋肉を全て締めながらゆっくりと突きを出す練習法があります。

一応以前から、形を確認する意味や、身体の歪みや傾きが出ないように確認する為には行っていました。

しかし、この稽古、私は全くもって好きでは無かったし、あまり効果的な稽古法とも思っていませんでした。

ところが、今はこれを行うから突きも引きも一挙動で、もっというと一落下で行うえるのか、とドンピシャにはまったのです。この練習法は形の確認や使う筋肉を意識させるというだけには留まらない、もっと奥深く凄いし、合理的だ!とすら思っています。

という感じで、もしかしたら、今、私が行なっていることは、今まで培った感覚で初期に習ったことを解きほどいていく作業なのかもしれません。

そう考えると、今無想会に入会した人は、すでに日本人の先輩が沢山いるという状況は我々初期メンバーよりは恵まれていると思いますが、初期の稽古法を直接習う事が難しくなっているという面では少し損ではありますね。

もし、最近、無想会に入会した、またはこれから入会したいという人はお住いの近くに無想会の先輩がいましたら、初期の稽古法を教えてもらえば、より深く無想会空手の技が身に付けることが出来ると思います。

特に関西、関東地区は最近更に活動が活発になっているので、稽古に参加しやすいと思います。

各地域での無想会メンバー表(本部公認)を掲示しておきますので、是非参考にされて下さい。

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

 

f:id:i_taka_s50_4_7syunpou108:20181211213651p:image