今、私の道場の「成趣館」では3月に硬式空手の試合に少年部から2名出場する為、試合用の稽古を行なっています。
そこで中学生女子の部に出場するMカゲに、相手の出鼻を挫くため左の順突きの練習をさせているのですが、無駄の無い突きを打てるようにピンアンやナイファンチを絡めて教えています。
そこで、この4月から高校生になることもあって、そろそろ本格的に身体操作を教えていこうと計画しているので、ピンアン初段はこう変わるかもしれんから、とパッサイの初動と同じようにやってみせました。
すると、
「カッコいいっ!!」
とMカゲは思わず発したのでした。
Mカゲは小学3年生から私の所で空手を始めたので他の所の空手は知りません。
そんな子が一切のフィルターなしで見た無想会の、いや、空手の源流である松村宗棍の型・形を「カッコいい」と評したのです。
極限まで無駄を削ぎ落とし、実用のみに落とし込んだ動きは、観るものを引き込む圧倒的な美しさがあるのではないでしょうか。
まあ、「カッコいい」の3分の2は私のカッコ良さからくるものと思い込んでいますが。
そういえば、ローハイやってみせた時も、他の小学生がカッコいいと言っていたなあ。
やはり私がカッコ良いのだと思います。
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