沖縄空手無想会(東広島)

新垣清最高師範によって再興された沖縄武道空手を広島で追及していく様子です。

平成23(2011)年3月11日

夜のニュースを見て今日が3/11だという事に気付きました。

全く世間に疎くなっています。

この年、新垣師範の日本セミナーが始まりました。年明けくらいからセミナーの具体的な日程、場所など話が進みかけていた時に、東日本大震災という未曾有の大災害が起こり、この年のセミナーの開催すら危ぶまれていました。

しかし、数ヶ月経つと徐々に落ち着き、10月に無事セミナーが成功裏に終えることが出来たのでした。

お陰で第一回のセミナーは何年にあったか、忘れることが出来なくなりました。

新垣師範は「この震災で日本人は変わってゆく」と仰っていましたが、それは果たして良い方向に変わるのか、はたまた悪い方に…か。

未だ行方不明者は数千人単位でいるそうです。東北地方の人口はこの8年間で、30万人減ったそうですし、原発事故周辺地域は未だ帰還することができません。それなのに原発事故周辺地域にはもう帰ることができない!と訴えたら、何故か非難されます。

最低20年以内に帰れないのであれば、その地域の歴史、文化、共同体は完全に断絶されます。何故なら世代が変わってしまうからです。ですから20年以内というのは世代を繋ぐ為のギリギリの年数なのです。

原発は完全にコントロールされている」などという発言は誤魔化しであり、いや、大嘘と言ってもいいでしょう。でまかせにすらなっていません。

そして、東北の海岸線は巨大な防波堤により失われてしまいました。

20年前、私が青春18切符を使って日本縦断の旅をし、鈍行列車に揺られて見たあの美しい風景は、もう見られないそうです。

愚痴っぽくなって、あまり良くないですね。

本来ならもっと東日本大震災について公的に発言すべきところですが、ブログ自体、無想会東広島ということで、東日本大震災と無想会との関わりについて記しました。(後半はほとんど私のフツフツとした世間に対する愚痴ですけどね)

 

しかし、本心は、東北地方の本来の姿への復興と発展、また原発事故の真の収束を願っております!