沖縄空手無想会(東広島)

新垣清最高師範によって再興された沖縄武道空手を広島で追及していく様子です。

棒が振りやすい

12/18(火)は私が主催する私塾成趣館道場で行っているフィッネス空手で平成30年最後の日でした。

ここで、本年最後なので変わり種で、棒でも降らしてみようかと思い、みんなで棒の練習をしました。

これが、意外なことに、通ってきている人より、久しぶりに棒を握った私の方が夢中になって練習していました。

何とも棒が振りやすい!

前回の講習会で棒術をしっかりと伝授されたのですが、怠け者の私は、その後2、3回程度しか練習しておらず、大した進歩も期待しておりませんでした。

しかし、これが振りやすいのなんの!

講習会で棒術の身体操作がしっくりはきていましたが、それが、さらに動きと一致して動きやすい。

脳関連の本に書いてあったと記憶するのですが、脳を一旦休ませることで、記憶が整理され、出来なかったことが急激に出来るようになることがあるそうです。

そのためか、はたまた、日頃の空手での身体操作とが棒術と上手くリンクしたのか。

とにかく動けるようになるとこれほど楽しいことはないので、フィッネス空手が終わって一般部でもそのまま棒術の練習を続け、生徒そっちのけで、徳嶺の棍をやり続けてしまいました。

一応、申し訳程度の指導をしながらですが。

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以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

酒のちゃんぽんと師範の小言は後から効いてくる

これは元ネタがありまして、博多華丸・大吉の漫才中に出てくる「酒のちゃんぽんと親の小言は後から効いてくる」というネタです。

他にも「結婚式の挨拶と女の子のミニスカートは短いほど良い!」というのも好きです。あっこれは蛇足です…。

何の事かというと、無想会で初期に習った事というのは理解が進むにつれて、その重要性がはっきりとしてきます。

無想会で長年修行している人でも、初期に習ったことはチンプンカンプンでしたし、その上練習方法として教えてもらったことなどは、何を目的としてやっているのか殆ど理解出来なかったと思います。

でも、取り敢えずやれって言われたから、何となく自分の理解出来る範囲での解釈で納得させながら(半分ごまかしながら)やっているという状況が何年も続いていました。

で、意味が分からないから、苦手な練習法はやらなくなったり、間違った形で繰り返すという目も当てられない状況になったこともありました。

(正直なことを言うと、無想会の練習法は新垣師範にしか当てはまらないのではないかと、自分の才能の無さを棚に上げて、疑ったこともありました)

しかし、不思議なもので、何年もやってると、才能の無い私でも多少なりとも理解が進み、ああっ!あの練習はこういう意味があったのか、とか、この練習法は確かに合理的だ!と感じることが多くなります。

それはまるで絵面が全く想像すら出来なかったパズルのピースが突如次々とハマっていくような感覚です。

最近でいうと、突きで使う身体の筋肉を全て締めながらゆっくりと突きを出す練習法があります。

一応以前から、形を確認する意味や、身体の歪みや傾きが出ないように確認する為には行っていました。

しかし、この稽古、私は全くもって好きでは無かったし、あまり効果的な稽古法とも思っていませんでした。

ところが、今はこれを行うから突きも引きも一挙動で、もっというと一落下で行うえるのか、とドンピシャにはまったのです。この練習法は形の確認や使う筋肉を意識させるというだけには留まらない、もっと奥深く凄いし、合理的だ!とすら思っています。

という感じで、もしかしたら、今、私が行なっていることは、今まで培った感覚で初期に習ったことを解きほどいていく作業なのかもしれません。

そう考えると、今無想会に入会した人は、すでに日本人の先輩が沢山いるという状況は我々初期メンバーよりは恵まれていると思いますが、初期の稽古法を直接習う事が難しくなっているという面では少し損ではありますね。

もし、最近、無想会に入会した、またはこれから入会したいという人はお住いの近くに無想会の先輩がいましたら、初期の稽古法を教えてもらえば、より深く無想会空手の技が身に付けることが出来ると思います。

特に関西、関東地区は最近更に活動が活発になっているので、稽古に参加しやすいと思います。

各地域での無想会メンバー表(本部公認)を掲示しておきますので、是非参考にされて下さい。

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

 

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中四国稽古会のお知らせ

年が明けてからの話になりますが、中四国稽古会の日程が決まりましたのでお知らせ致します。

平成最後の中四国稽古会!(になるかもしれない)

平成31年1月26日(土)

PM5:00〜PM9:30

場所:東広島市西条町寺家2918

          新宮神社 神楽殿

その後、新年会も行います。

どちらがメインになるか分かりませんが( ´Д`)y━・~~

 

また、無想会関東稽古会では稽古会での方針が話し合われたようです。

我々も稽古する上で参考にしなければならないことばかりでした。

テキトーにフワフワしながらやっている私にとっては頭の下がる思いです。

関東組の実力が一気に上がっていきそうな雰囲気を感じます!

 

一部抜粋ですが以下に掲載しておきます。

⚫️2019年の関東稽古会に関する打ち合わせ(覚書)

 


◆無想会の同好会が目指すこと

ー無想会会員全員(同志の集いの方、同好会の稽古参加者含む)が成長できる環境の提供。老若男女、もとから身体や精神が強い人も弱い人もそれぞれの状況・立場で上を目指していける組織と体制の構築。

 

ー無想会会員の全員が身につけること

 

 A. 沖縄空手が使える・で戦える(身体操作の面から正確にできる)

 B. 身体操作を解剖学的に説明できる・教えられる

 C. 沖縄空手の歴史・文化をアカデミックに伝えられる

 

強い人、恵まれた身体を持つフィジカルエリートが更に強くなる。だけではなく身体が弱い人、空手をやって大丈夫か?

といったレベルの人も精神論ではなくて武術で戦える人間になれること。老若男女、身体が強い人も弱い人も武術で戦える人間になれる。全員が強くなれる。それが実現できて、はじめて無想会が組織として評価される。

 

特定個人が個人的に強くなる、だけはなく。「全員がすごくなってはじめて、新垣師範(と無想会)が凄いと言える」無想会の同好会が目指すべき方向性を確認しました。

 


また会員には、空手の歴史・文化を学ぶ必要性があることも話し合われました。

空手の歴史・文化を会の誰もが伝えられるだけの教養を皆が身につけることができれば、それがひいては組織の力になります。

 

◆Br.四段との定期的な稽古会

千葉は市川にて、Br.四段とS隊長二段を中心に定期的な稽古会が開催されることが決まりました。Br.四段のご都合のあうタイミングで、メインとなる市川の稽古会にてご指導いただく予定です。

~中略~

2019年1月末頃に来日されるBr.四段の存在は、日本の会員にとって大きな励みとなるだけでなく、無想会全体のレベルアップに不可欠である

~後略~

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。(予定に間違いはないです…)

 

突きのスピードが...

本日は私の道場の唯一の中学生が風邪でお休みだったため、一人無想会稽古会を開催していました。

最初は棒の稽古をしていたのですが、その内、突きの考察へと変わっていました。

いつものように、思考実験です。世間一般ではイメージトレーニングに当たるのでしょうか。

どうすれば、効率よく突きを打てるか?

結局、広背筋だなと思い、広背筋を急激に収縮させると物理的に腕にどのような働きを及ぼすのか考えていきます。

背中を思いっきり収縮させるだけで突きを完結させるイメージ出来たので、実際に打ってみます。

すると、突きのスピードが変わったのです。

自分の突きが見えない?(あくまで主観です)

しかも、今まで一生懸命していた腕を正中線にぶつけるなどという事も必要無くなっていました。勝手に腕が正中線にぶつかってくれます。

すべては背中での正中線、天地戦への激突の操作で事足るのです。

ああっ、今まで稽古は何だったのか、自分はなんて無駄な練習をしていたのか!こんな単純なことだったのか!

今まで私は、腕をこうしてとか、肘をここに持ってきてとかいろいろ考えながら突きの考察をしていたのですが、それはすべて現象に過ぎなかったのです。そんなことは背中でしっかり突きを打てば腕は自ずと最速最短の軌道を通ってくれます。腕は背中の添え物でしかないのです。要は根本なのです。

あまりの自分の変化に何か記録を残しておかなければと思い、すぐさま当ブログに記録として短く記載したのが前ブログの「結局は...」なのです。

あとは手の内の操作がまだ未完成なので、これを更に詰めていくとスピードに加え重さ、そして弾ける突きが完成するのではないでしょうか。

あっ、しかしあんまり速くなったと喧伝してしまうと、いざ人に突きを見せた時、鼻で笑われるかもしれないので、当社比ということで、このブログを読んで下さっている方は適当に読み流して下さい。

遅いよ、私の突きはすごく遅いよ、ハエがとまってたよ。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

結局は…

結局、突きというのは背中を正中線、天地線にぶつけてしまえば、あとはどうにでもなりますね。

現象に目を奪われず、原理原則を考えなければあきまへんな。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

引き手について

引き手を考える時、拳を見て、出して戻ってくると考えていては理解できません。拳は全て現象でしかありません。

考えなければいけないのは元の元です。

具体的に言うと、広背筋、体幹です。

拳は出ようが引こうが、前に行こうが後ろに戻ろうが、広背筋、体幹は常に落ち続けています。

ですから、拳は引きでも加速します。拳が目的物に当たったとしても、それは終了ではなく、まだ途中なのです。

何故なら、元の元が未だ落下し続けているのですから。

拳ばかり見ていてはいけません。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。