沖縄空手無想会(東広島)

新垣清最高師範によって再興された沖縄武道空手を広島で追及していく様子です。

突きのスピードが...

本日は私の道場の唯一の中学生が風邪でお休みだったため、一人無想会稽古会を開催していました。

最初は棒の稽古をしていたのですが、その内、突きの考察へと変わっていました。

いつものように、思考実験です。世間一般ではイメージトレーニングに当たるのでしょうか。

どうすれば、効率よく突きを打てるか?

結局、広背筋だなと思い、広背筋を急激に収縮させると物理的に腕にどのような働きを及ぼすのか考えていきます。

背中を思いっきり収縮させるだけで突きを完結させるイメージ出来たので、実際に打ってみます。

すると、突きのスピードが変わったのです。

自分の突きが見えない?(あくまで主観です)

しかも、今まで一生懸命していた腕を正中線にぶつけるなどという事も必要無くなっていました。勝手に腕が正中線にぶつかってくれます。

すべては背中での正中線、天地戦への激突の操作で事足るのです。

ああっ、今まで稽古は何だったのか、自分はなんて無駄な練習をしていたのか!こんな単純なことだったのか!

今まで私は、腕をこうしてとか、肘をここに持ってきてとかいろいろ考えながら突きの考察をしていたのですが、それはすべて現象に過ぎなかったのです。そんなことは背中でしっかり突きを打てば腕は自ずと最速最短の軌道を通ってくれます。腕は背中の添え物でしかないのです。要は根本なのです。

あまりの自分の変化に何か記録を残しておかなければと思い、すぐさま当ブログに記録として短く記載したのが前ブログの「結局は...」なのです。

あとは手の内の操作がまだ未完成なので、これを更に詰めていくとスピードに加え重さ、そして弾ける突きが完成するのではないでしょうか。

あっ、しかしあんまり速くなったと喧伝してしまうと、いざ人に突きを見せた時、鼻で笑われるかもしれないので、当社比ということで、このブログを読んで下さっている方は適当に読み流して下さい。

遅いよ、私の突きはすごく遅いよ、ハエがとまってたよ。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。