沖縄空手無想会(東広島)

新垣清最高師範によって再興された沖縄武道空手を広島で追及していく様子です。

10.21(日)福山稽古会

10/21(日)は広島県福山市での稽古会でした。

場所はボクシングジムワイズボディです。ここの会長Kノさんは無想会セミナー受講の初期メンバーでもあります。

今回は、PM5:30からということで、東広島から高速道路に乗って軽快に車を飛ばして福山市に向かっていたのですが、途中事故渋滞!途中で高速から降りて迂回路を取るも、みな同じ行動を取るので、迂回路も大渋滞です。

結局、15分程遅れて会場に到着、開始が6:00からになってしまいました。

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今回の参加者はKノさんを含めて7名、中四国稽古会と違って、Kノさん以外は全員が初心者です。しかし、皆さんそれぞれに何らかの格闘技、武道の経験者ばかりで、中には元女子プロボクサーの肩書きを持つ強者までいらっしゃいました。

さてさて、何から始めたらよいのか、と考えつつ取り敢えず準備運動をして、その後、肘の抜きを行います。

みなさん、何をしているのか理解出来ないまま進めるものなので、「いったい今から何を教えてくれるんだい?」という値踏み感満載の目で見つめられてしまい、私もかなり緊張してしまいました。

その後、本格的に技に入っていきます。

兎に角、無想会の肝である重力落下で技を出すというのを認識として捉えてもらわなければなりません。

簡単に記すと、ナイファンチ立ちで姿勢を整える所から始め、そこから如何にして重力落下を技に変換するか、実感してもらうように、段階を踏んでいきます。

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この時点でもまだ何をやっているかは、理解されていません。

そこで、この立ち方がそのまま重力落下に繋がるのだと感じてもらうため、ナイファンチ立ちの姿勢以外の予備知識がない状態で、2人1組でパッド打ちを行なってもらいます。腕はただ伸ばすだけ。

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先ずは何もせずに立った状態から、自分なりに体重をかけて突いてもらいます。その後、私が姿勢を直し、姿勢が整った所で軽く突きを打ってもらいます。

すると皆さん、力のかかり具合が一気に変わってくるので、少し目の色が変わってきます。

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そして、身体が動かないことが技に繋がるということを体感してもらうために、2人1組で脚上げをしてもらいました。

これには皆さん苦心しておられましたが、軽く補助をすると、スッと相手に自分の体重が掛かることが理解出来たようでした。

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そして、いよいよ、広背筋を使った突き方です。広背筋での腕の出し方をつかんでもらい、再びパッド打ち。みなさん、この打ち方を学んだ後は、中でも数人は綺麗な形で突きを打っていましたので、突きの質が変わり驚いてらっしゃいました。

そして、この日は2時間と予告していたので、8:00に空手式に礼をして終了です。

…が、この後、立ち話を少しだけのつもりだったのですが、話がどんどん広がり、空手の技の出し方から、型の解釈、詳しい理論についての質問など、私の答えられる範囲で答えていると、あら不思議、10:00になっているではないですか!

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終わってからも延長戦があり、結局どこまでが稽古会だったのか分からないくらいでしたので、皆さんにある程度、興味をもって頂けたのではないかと、思っております。

しかし、やはり2時間では、無想会の空手は短すぎますね。

後で、空手未経験者の方に聞いた話では、「空手といわれて、知り合いの伝統派空手しか見たことなかったので、似たようなことか、それの延長線上のことをやるのかなと思っていたら、いきなりナイファンチ立ちさせられて、何だこれは?!と戸惑ってしまった。」

と感想を持たれたようで、最初の方は何をやっているか全くイメージ出来なかったようです。

それでも最後には、またやりましょう、との声もいただき、ある程度は手応えはあったようです。

兎にも角にも無事成功裏に終わって良かったです。

今回の稽古会では会長のKノさんに、会場をお貸しいだたいた上、色々とお世話に奔走していただきました。誠にありがとうございました。

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参加された皆さん。硬い

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少しほぐれた写真。

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません(稽古会含む)。

知らんけど。