沖縄空手無想会(東広島)

新垣清最高師範によって再興された沖縄武道空手を広島で追及していく様子です。

H30.9.16中四国稽古会

【Y氏eyes恐るべし】

前回、西日本豪雨で中止となった稽古会がやっと開催することができました。

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写真:今回は立ち方から始まりました。

ハムストリングが見えないように腰を割ってグッと引き上げます。

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写真:出来なくて一人落ち込むKノ氏。。。、ではなく、腰を割る一人稽古です。

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写真:ナイハンチ立ちのまま沈み込みます。まだ、腰が割れきってない状態です。

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写真:Y氏による完全に腰の割れた状態。(よりしゃがめているから、割れているというわけではありません。立った状態ですでにこの腰の割れが出来なくてはなりません。)

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写真:腰を割って脚上げ。初心に帰ります。

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写真:黒帯の先輩によるパワハラ指導の様子。この後、K氏は泣いて帰りました。

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写真:更に厳しい怒号が飛び交い、…そんなことはなく、皆、和気あいあい且つ鋭いアドバイスを出し合いながら、稽古が続いていきました。

今回、改めてY氏の目の鋭さを思い知らされました。約4時間の稽古で、ほぼ立ち方に終始したのですが、なんとも細かく且つ論理的な指摘が続いたのです。

私もナイハンチ立ちと腰を割ることには、恥ずかしげもなく、かなりの出来だと自負を持っていたのですが、これでもか、という程のほんの少しのズレも見逃さない、その目の良さには、つくづく脱帽ものでした。

新垣師範の言う「日本会員の西高東低」現象は、なによりも彼の存在によるところが大きいでしょう。

もしかしたら、無想会の日本会員の中でも、唯一「観の目」を持つ男ではないかとすら思っています。

稽古会は9:30くらいに終わる予定でしたが、案の定、かなり長引きそうで、終わりの礼をし、掃除をした後も、何か少しでも空手の動きをすると「あーでもない、こーでもない」と空手議論が始まる始末。

私が「懇親会のお店を10時に予約してますんで、行きましょう」と言って始めて道場を出るという。

あのまま何も言わなければ、夜の0時過ぎてもやるのではないかというくらい白熱していました。

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写真:懇親会の様子。(結局15分くらい遅刻して到着。お店の方すいませんでした。)

立ち方だけで4時間近く議論が交わせる唯一無二の会です。

 

以上、文責は筆者にありますが、飲み会以外で間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

 

福山稽古会のお知らせです

○10/21(日)沖縄武道空手稽古会

 スタミナや空手経験の有無、流派に関係なく高校生以上の男女参加可能です。

参加費 :¥1,000(会場費、光熱費等)

服装  :運動できる服装か道衣(道衣の場合白帯を持参ください)

時間  :17:30~(休憩を挟みながら2時間弱)

定員  :15名

場所  :ワイズボディ 〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1430-8

申込は084-916-1378(ワイズボディ)まで。

 

 

伝えられないもどかしさ

西野カナの歌詞ではありません。

徐々に自分の身体操作に理解が深まると、人に伝える事が難しくなるという新たな悩みが出てきました。

空手の基礎は「重力落下」と「正中線」にあります。

これらは全て物理現象でありながら、己の中の感覚として掴む必要があります。

踵で踏めばブレーキを掛けずに動けます。骨盤を開くと薄く立て、落下が始まります。骨盤は開けば開く程自由落下しやすくなります。正中線に向かって身体を収縮させると脚に重みが増します。腕は出すモノでは無く、波動エネルギーを伝える媒体です。

しかし、これらは百の論理的言語を使っても相手になかなか伝わりません。

私は、未熟者ではあるものの、ここ、東広島の地では、一応、道場を構え、人に教える立場にあります。できるだけ、質の良いものを伝えようとはしているのですが、ある程度の段階まで教えると、自分の感覚を伝えようとしながら、上手く伝えられない自分に腹が立つ事が多々あります。

今、少年部から教えてきた子供達も成長し、一般部に入ろうかという子も出てきだしました。

今後、どうやって自分の感覚を伝えていこうかと考えると、やはり、型に嵌める以外にないなと結論づけています。

私自身の稽古が、今現在、ナイファンチにギリギリまで嵌め込めるように繰り返す日々となっています。

それに合わせるわけではないですが、これからは、更に型に嵌めむ稽古にしていこうと考えています。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

 

無想会中四国稽古会のお知らせです。

9/16(日)PM6:00〜

場所:東広島市西条町寺家2918 新宮神社 神楽殿

空手経験の有無、流派は問いませんので、無想会空手に興味がある人は i_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp

まで連絡をして下さい。

 

また、福山稽古会のお知らせです

○10/21(日)沖縄武道空手稽古会

 スタミナや空手経験の有無、流派に関係なく高校生以上の男女参加可能です。

参加費 :¥1,000(会場費、光熱費等)

服装  :運動できる服装か道衣(道衣の場合白帯を持参ください)

時間  :17:30~(休憩を挟みながら2時間弱)

定員  :15名

場所  :ワイズボディ 〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1430-8

申込は084-916-1378(ワイズボディ)まで。

 

骨盤を割るということ

最近の稽古はとにかくナイファンチです。

ナイファンチでは、腰を割って立たなければなりません。具体的にいうと、骨盤を仙腸関節から広げ、割るという状態にします。

骨盤を割る、または開くということで、自分の身体を落とすということになります。

割れた骨盤状態で正中線に身体を背中で寄せるとダイレクトに落下が起こり、歩くことも技を出すことも可能となります。

骨盤が割れずに、閉じた状態ですと骨盤が身体を支えてしまい、落下のエネルギーを止めてしまうことになり、技の威力が半減してしまいます。

この感覚があれば動いても腰を割った状態をキープできるはずです。もし割れてなければ折角のエネルギーを止めてしまっているのが自分で判断できるので修正が効きます。

まあ、あくまでも理論上の話ですが。考えるとやるとでは雲泥の差があります。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

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無想会中四国稽古会のお知らせです。

9/16(日)PM6:00〜

場所:東広島市西条町寺家2918 新宮神社 神楽殿

空手経験の有無、流派は問いませんので、無想会空手に興味がある人は i_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp

まで連絡をして下さい。

 

また、福山稽古会のお知らせです

○10/21(日)沖縄武道空手稽古会

 スタミナや空手経験の有無、流派に関係なく高校生以上の男女参加可能です。

参加費 :¥1,000(会場費、光熱費等)

服装  :運動できる服装か道衣(道衣の場合白帯を持参ください)

時間  :17:30~(休憩を挟みながら2時間弱)

定員  :15名

場所  :ワイズボディ 〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1430-8

申込は084-916-1378(ワイズボディ)まで。

 

「重力落下」と「正中線」

さて、最近は初心者に空手を教える事が多いのですが、そこで、認識としてはっきり出るのが、全ては最終的に「重力落下」と「正中線」に収斂される、ということのように思われます。ここを目的にスタートすれば割と教えることがスムーズになります。

かつて私が間違えた技術的身体操作には、この「重力落下」と「正中線」の認識がすっぽり抜け落ちていました。(かつて、中四国稽古会で、大阪のY氏に蹴りが正中線から外れていると注意を受けた事があります。)

「重力落下」がないと居着いた状態となりますし、「正中線」の認識が無くなると身体は悪い意味で右往左往してしまいます。

つまり、「重力落下」と「正中線」の認識無き技術は武術的に間違えとも言えるでしょう。

武術の身体操作は難しいようですが、その実、目的は非常に簡単です。

人を教える時は勿論、自分で技を確認する時にも「重力落下」と「正中線」を目安に考えたら良いかと思います。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

 

無想会中四国稽古会のお知らせです。

9/16(日)PM6:00〜

場所:東広島市西条町寺家2918 新宮神社 神楽殿

空手経験の有無、流派は問いませんので、無想会空手に興味がある人は i_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp

まで連絡をして下さい。

 

また、福山稽古会のお知らせです

○10/21(日)沖縄武道空手稽古会

 スタミナや空手経験の有無、流派に関係なく高校生以上の男女参加可能です。

参加費 :¥1,000(会場費、光熱費等)

服装  :運動できる服装か道衣(道衣の場合白帯を持参ください)

時間  :17:30~(休憩を挟みながら2時間弱)

定員  :15名

場所  :ワイズボディ 〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1430-8

申込は084-916-1378(ワイズボディ)まで。

ナイハンチこそ王道

朝晩がだいぶ涼しくなり、我が家は米の収穫も終わり、少しほっとしております。

さて、現在、新垣師範のブログから、山を崩さず動くということを稽古の課題にされています。

この山というのは簡単に言うと“姿勢”のことですが、無想会的に厳密に言うと少し異なる部分もあります。しかし、文章を分かり易くするために“姿勢”ということで理解してもらっても良いかと思います。

 

 

私は、数ヶ月に一度の中四国稽古会以外は、ほぼ一人で稽古となります。

勿論、道場には何名か一緒に稽古してくれる人はいますが、同じキャリアを積んだ人間という意味ではいませんので、彼らとはまた別で稽古しなければなりません。

その時気を付けなければならないのは、目で自分を確認してはならない、という事です。

では、どうやって自分を確認するか?

かっこよく言うと、「内なる自分」と会話しなければなりません。

これは仏教で言うところの、自分に“仏性”を見つけることに通じると思います。

その為に最も適している稽古方法とは何か?

それは“ナイハンチ”一択であると考えます。

このナイハンチは、どんな空手の形よりも一人稽古をする上で、もっとも優れています。寧ろナイハンチが出来るようになるまでは、他の形など必要ないのでは無いかと思う今日この頃です。

無想会ではもの凄く実践的で強さに繋がる形を沢山学べます。

しかし、一人稽古をして「内なる自分」と向き合おうとするとどんな形も、ナイハンチほど優れた形は存在しません。少なくとも今の私にはそう感じられるのです。

ナイハンチは「己を見、己を確認し、そして己と戦う」ことをしなければ成立し得ません。

そして、前述したように、そこに仏を見つけるのです。

そう、新垣師範の「仏に会えば仏を殺す」の言葉に繋がってきます。

これが、師範の言葉の解釈として合っているかどうかは、もちろん分かりませんが、私には、それくらいナイハンチが自分の奥の奥まで入ってくる形だと感じられるのです。

空手はナイハンチに始まりナイハンチに終わる。

ナイハンチが出来れば、どんな形だろうとすぐに自分の体を思うように動かせるはずですし、そうでなければ効率が悪すぎます。

どんな稽古よりナイハンチを徹底して稽古する事が上達する一番の早道なんだろうなあ、と日々の稽古でそんな思いが益々強くなってくるのです。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

 

無想会中四国稽古会のお知らせです。

9/16(日)PM6:00〜

場所:東広島市西条町寺家2918 新宮神社 神楽殿

空手経験の有無、流派は問いませんので、無想会空手に興味がある人は i_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp

まで連絡をして下さい。

 

また、福山稽古会のお知らせです

○10/21(日)沖縄武道空手稽古会

 スタミナや空手経験の有無、流派に関係なく高校生以上の男女参加可能です。

参加費 :¥1,000(会場費、光熱費等)

服装  :運動できる服装か道衣(道衣の場合白帯を持参ください)

時間  :17:30~(休憩を挟みながら2時間弱)

定員  :15名 場所  :ワイズボディ 〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1430-8 申込は084-916-1378(ワイズボディ)まで。

広島県福山稽古会のお知らせ

稽古会のお知らせです。

以下、ワイズボディさんからの広告を拝借致しました。

○10/21(日)沖縄武道空手稽古会

“武術としての心身思想・操作”を学ぶ沖縄空手初級練習会です。

自身の心と体に向き合う身体操作が主になるので

実際に体に当てるような実戦練習(組手)はありません。

スタミナや空手経験の有無、流派に関係なく高校生以上の男女参加可能です。

参加費 :¥1,000(会場費、光熱費等)

服装  :運動できる服装か道衣(道衣の場合白帯を持参ください)

時間  :17:30~(休憩を挟みながら2時間弱)

定員  :15名

場所  :ワイズボディ

〒720-2124 広島県福山市神辺町川南1430-8

申込は084-916-1378(ワイズボディ)まで。

以上です。

連絡は、私の方でも、

i_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp(礒部)で連絡を承ってます。

今回はボクシングジムをお借りするので、多少参加費を徴収致しますが、ご理解の程宜しくお願いします。

どうぞ、無想会会員、非会員関係なくご参加下さればと思います。

 

ブライアン四段先輩の動き

前回、ナイファンチ立ちで脚を上げるだけで自然と業(技)になると書きました。

ナイファンチ立ちが正しくでき、しっかりと大腰筋で脚を上げる事が出来れば、自然とトルクも掛かるし、自由落下と大腰筋との激突も起きます。

 

さて、先日8/6の沖縄特別セミナーで米国本部の黒帯の演武を見せて頂いたのだが、その中で一際目を引いたのはブライアン先輩の形でした。

その特徴を一言で言うと、何気ない動きであった。

スッと動き出したと思ったら、その動きが最後まで続きます。スッスッスッスッスッ、はいっ終わり、といった感じです。しかしながら、出す技は一発一発、パンッ!パンッ!パシンッ!と激しく勢いのある技が出てくるのです。

所謂一般的な形競技の様な“今戦っているぞっ!"という気負ったものも無く、表情は至って普通で、まるで職人が何か一つの作業でもしているかのような、何気ない動きの連続なのです。

余談ですが、職人技というのは、超高度な技術も機械のような正確さで、いや、機械以上のそれで、いとも簡単なようにやってのけてしまうものです。勿論、その表情は変わることは無く、大変そうな顔は全くしません。スッと始めたと思ったらいつの間にか終わってします。しかし、実際は1年、2年程度の修行では培う事が出来るようなものでは無い技なのですが、大変さが滲み出るような職人は半人前です。

考えてみれば、競技空手の形とはこの職人技の真逆の事しなければ、勝ち上がる事が出来ないようになっているように思えます。表情で厳しさ、激しさを表し、決め所を皆に分かるように見せ、如何に難しい技を行っているかアピールしなければなりません。

 

話を戻します。ブライアン先輩の形は激しさもなく厳しさも見せません。表情は至って普通で散歩でもしているかのような顔をしています。そして、スッスッと動くので決め所も分かりにくく簡単に終わってしまうので誰でも簡単に出来てしまうのではないかと勘違いさせられそうになってしまいます。

これは、職人技を見た時と同じ感想ではないでしょうか?

しかし、無想会の動きを知っているものにとっては、その厳しさ、激しさ、難しさ、そして恐ろしさはビンビンと伝わってくる形です。

職人技も、実際に素人がやってみるととても簡単に出来るようなものではありません。

無想会(本来の沖縄空手)の業(技)というのは、当たり前に歩く事で出す事が出来ますが、この当たり前に歩くという事がものすごく困難で我々は何年も正解を求めて稽古し続けています。

簡単(そう)に見えることこそ、難しいのです。

 

ブライアン先輩の形は、修行する事であそこまでの動きになる事が出来るのだと、はっきりとした指標を見せて頂いたように思えます。

 

以上、文責は筆者にありますが、間違い勘違いがあっても一切責任を取りません。

知らんけど。

無想会中四国稽古会のお知らせです。
9/16(日)PM6:00〜
場所:東広島市西条町寺家2918
新宮神社 神楽殿

空手経験の有無、流派は問いませんので、無想会空手に興味がある人は
i_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp
まで連絡をして下さい。